新型コロナウイルスの影響によりお家時間が増え、DIYを始めようと思っている方も多いのではないでしょうか。そんな方がまず悩むのが、「どんな工具を買えば良いのかわからない」ということ。そして、「工具」と一言で言っても種類が多く、全て揃えるには多額の費用がかかってしまいますよね。そんな方のために今回は、木工DIY初心者の方が最初に揃えるべき道具・工具について紹介していきます。また、安く揃えるためのおすすめ工具も紹介していきますので、どうぞ、最後までご覧ください。
- DIYとは
- DIYの魅力
- 木工DIYの必須工具とは
- 必須工具1:電動ドリルドライバー
- 必須工具2:電動インパクトドライバー
- 必須工具3:ハンマー
- 必須工具4:ペンチ
- 必須工具5:のこぎり
- 必須工具6:丸鋸
- 必須工具7:ジグソー
- 必須工具8:さしがね
- 必須工具9:メジャー
- 必須工具10:水平器
- 必須工具11:電動サンダー、紙やすり(サンドペーパー)
- 必須工具12:クランプ
- 安く揃えるためのおすすめ工具はこれ
- ブラックアンドデッカー マルチツール ベーシック
- WORKPRO ホームツールセット
- 三共コーポレーション H&H 替刃式鋸 265mm H-265T
- シンワ測定(Shinwa Sokutei)曲尺 平ぴた 表裏同目 シルバー
- ダイソー F型クランプ
- まとめ
DIYとは
DIYとは、「Do It Yourself」の略で、製品を購入したりプロに注文したりするのではなく、素人が自分自身の手で作ったり修繕したりすることです。以前は「日曜大工」と呼ばれていましたね。「日曜大工」というと、男性が休日の日に行う大掛かりな大工仕事というイメージがありますが、「DIY」は、壁紙の剥がれを直したり、ちょっとした棚を作ったり、花壇の花類を育成や植え替えなども該当します。最近では、DIY女子という言葉も生まれ、男性だけでなく、女性にも人気となっています。
DIYの魅力
DIYの魅力として、以下のようなものがあります。
- 既製品にはない自分好みの物を作ることができる。
- 設置場所にジャストフイットしたサイズのものを作ることができる。
- 作ることが楽しい。
- できたときに達成感や感動を味わうことができる。
- 購入・注文するよりも費用を安く抑えることができる。
- 壊れてもまた、自分で修理できる。
これらの魅力を感じるために、工具は重要です。思うように作ることができなければ、魅力よりも、「作るのがめんどくさい」という方が勝ってしまうでしょう。
木工DIYの必須工具とは
DIYと言っても、前述のように種類は様々です。今回はその中で、木工DIYに必要な道具・工具について説明していきます。
木工DIYにおいて何か物を制作する時、その工程には、
- 穴あけ、締付け(引抜き)
- 切断
- 測定
- 固定
- 研削、研磨
- 溶着
- 塗装
などがあり、DIYを始めるにあたって、これらの工程をひと通り行うことができるよう、道具・工具を準備する必要があります。
その代表例として、
- 穴あけ、締付け(引抜き)→電動ドリルドライバー、電動インパクトドライバー、ハンマー、ペンチ等
- 切断→のこぎり、丸のこ、ジグソー等
- 測定→さしがね、メジャー、水平器等
- 固定→クランプ等
- 研磨→サンダー、紙やすり等
- 溶着→木工用ボンド等
- 塗装→刷毛、ローラー、塗料等
などがあり、木工DIYをする上では各工程の工具(道具)のいずれかが必須となります。その中で何を購入するかは、作りたいもの設計に応じて必要なものだけを揃え、徐々に増やしていけば良いでしょう。
それでは、これらの工具にどのような特徴があるのか見ていきましょう。
必須工具1:電動ドリルドライバー
電動ドリルドライバーは、穴あけやネジの締付けのほか、ビットを交換することで、研磨をすることもできます。ビットとは、電動ドライバーの先端に取り付ける使用する工具のことで、ドリルビットを装着すれば、木材に穴を空けることができ、ドライバービットを装着すればコーススレッドと呼ばれる木ネジを締め付ける事ができるようになります。
↓ビット
電動ドリルドライバーは、木工DIYをするうえでは必須中の必須であり、最も重要なものであると言えます。そして、この電動ドリルドライバーの操作性は、DIYを楽しむうえでも大きく影響しますので、初心者と言えども安価なものではなく、ある程度能力が備わったものを購入すると良いでしょう。
電動ドリルドライバーの能力等、詳細の部分については、ほかの工具類含めて、今後アップしていきたいと思います。
必須工具2:電動インパクトドライバー
インパクトドライバーとは、名前のとおり、回転と打撃を兼ね備えた電動ドライバーです。電動ドリルドライバーと比較して、パワーが強いのが特徴です。よって、電動ドリルドライバーよりもスピーディーに作業ができ、堅い材料にネジ締めをするのに向いています。
しかしながら、電動インパクトドライバーは電動ドリルドライバーと比較して価格が高く、締め付けの度合い等、コツも必要となってきます。DIY初心者であれば、まずは、電動ドリルドライバーを購入し、電動インパクトドライバーの必要性を感じたら追加で購入すると良いでしょう。
必須工具3:ハンマー
ハンマーは、釘を打ち付ける際に使用します。木工DIYにおいて、釘を使用する場面は必ず出てくることと思いますので、ハンマーは必須工具と言えるでしょう。種類(形状)がいくつかありますが、ネイルハンマーと呼ばれる、釘を引き抜くことができるハンマーを買うのが良いでしょう。
必須工具4:ペンチ
ペンチについても、釘の打ち付けの際にあると便利です。釘を引き抜く際に使用したり、釘を打ち込むときにもペンチで釘を支えることで、誤って手を叩いてしまうことがなくなります。
ペンチにも種類がいくつかありますが、電工ペンチと呼ばれる一般的な形のものを用意すると良いでしょう。
必須工具5:のこぎり
のこぎりは木材の切断工具として必須です。丸鋸やジグソーよりも精度良く切ることができるため、精度が求められるものを作る際には、ガイドと合わせて購入するのも良いと思います。
使用頻度が少なく、とりあえずのこぎりを一本買いたいというのであれば、横引き用の刃が交換できるものを購入すると良いでしょう。横引きというのは、木目に対して垂直に切ることを指します。対して縦引きというのは木目に沿って切ることを指し、刃の形状が異なります。縦引き、横引きどちらでも使用できるものが良いのであれば両刃ののこぎりを買うと良いでしょう。
必須工具6:丸鋸
丸鋸の特徴は、真っ直ぐに木材を切ることができる点です。そして、のこぎりやジグソーと比較して、遥かに早い時間で切断することができます。
簡単なものしか作成しないのであれば、ホームセンターで1カット数十円でカットしてもらえるので、はじめはわざわざ購入しなくても良いでしょう。
しかしながら、切断の早さから、あると非常に便利です。刃の径は100mmから190mmまであり、刃の径が小さい方が安価ではありますが、分厚い木材を切ることができませんので、購入するのであれば一般的なサイズである刃の径が165mmのものをおすすめします。
尚、丸鋸は切断時の音が非常に大きく木くずも大量に出るので、屋内でしか切断ができない方や賃貸に住んでいる方等、騒音に配慮する必要がある方にとっては注意が必要です。
必須工具7:ジグソー
ジグソーは、丸鋸では難しい曲線でカットしたり、細部を切断したりするのに優れています。そして、ガイドを使用することで直線に切断することもできます。
円形や曲線でカットをするという方は、購入する必要がありますが、価格を考えるとまずはのこぎりだけでも問題はないでしょう。しかしながら、のこぎりよりも早く切断できることから、切断作業が多いのであれば、DIYがはかどりますので購入を検討すると良いと思います。
種類は切断できる厚みによって135mm、90mm、65mmとありますので、購入する際は、切断する材料の寸法に合わせて購入して下さい。
必須工具8:さしがね
さしがねとは、寸法の測定や直線・直角の墨付け、直角・平面の確認等、1本で数多くの用途として使用することができます。特に直角の墨付けは、木工DIYにおいて完成度を大きく左右します。
最近は100均にでも売られていますが、サイズが小さいため、小物しか作らないという人以外は、一般的なサイズである50cm×25cmのものを買うと良いでしょう。
必須工具9:メジャー
巻尺、コンベックスとも呼ばれるメジャーは、DIYにおいて必須です。先端の金具部分はわずかに動くよう設計されており、引っ掛けて測定しても、押し込んで測定しても正確に長さが測れるような造りとなっています。
長さが複数あり、どれにするかはDIYで作るもののサイズによりますが、3.5mあればたいてい困ることはないでしょう。不安な方は5.0mのものを買うと良いと思います。
最近は100均にもありますが、精度が求められるものですので、ホームセンター等で、それなりの物を購入することをおすすめします。
必須工具10:水平器
水平器は、水平を測るだけでなく、垂直、45度も測定できるものが一般的です。サイズがたくさんありますが、短いものだと木材の反り等の影響を受けやすいため、ある程度長さがあるものを購入すると良いでしょう。300mmや600mmが一般的なサイズとなります。また、気泡で確認するもの以外に、デジタルやレーザーのものがありますが、価格が高くなるため、気泡で確認するタイプで十分と思います。
ちなみに最近ではスマホのアプリでも水平を確認できますので、初めは購入せずにスマホを使用するというのも一つの手です。
必須工具11:電動サンダー、紙やすり(サンドペーパー)
やすりがけは、木工DIYでの仕上がりを大きく左右します。きめ細かい表面は見た目や肌触りも良いですし、塗装をする場合にやすりがけをしなければ、塗料の乗りにむらが出てしまいます。
紙やすりでも仕上がりはきれいになりますが、電動サンダーと比較してやすりがけのスピードに大きく違いがありますので、同様の仕上がりにするには根気強くやすりがけをする必要があります。
DIYの魅力である「楽しさ」が損なわれないよう、工作をたくさんするという方であれば、電動サンダーを購入することをおすすめします。
また、サンドペーパーの粗さは番手で表記され、数字が大きくなるほどきめ細かくなり、仕上がりが美しくなります。通常、最初は粗いものでやすりを掛け、徐々に細かいものにしていきます。40番〜100番あたりの粗いものを1種類、120番から200番の普通のものを1種類、240番から400番の細かいものを1種類程度準備すると良いでしょう。
必須工具12:クランプ
クランプとは、材料を作業台に固定したり、材料同士を固定したりするのに使用します。DIY初心者にとっては馴染みが少なく、「なくても手で押さえれば良いのでは」と思いがちですが、初心者だからこそ必要です。
例えば、クランプを使用せずにビスで木材を固定しようとした場合、木材同士がずれてしまったりビスの頭側の木材が浮いてしまったりと、うまく固定できないことが必ず起きます。しっかり押さえていても気づかぬうちにずれてしまうものです。
ホームセンターではサイズにもよりますが価格は1000円程度。しかし、ダイソーのF型クランプはなんと200円で売っているんです。機能としては十分なので、非常におすすめです。
安く揃えるためのおすすめ工具はこれ
DIYは費用を安く抑えることができるのが魅力と言っていたのに、こんなにたくさん必要なのかと思った方も多いと思います。
できるだけ価格を押さえつつ、木工DIYを楽しむことができる性能を持った工具を紹介させていただきます。
その工具はこちらです。
- ブラックアンドデッカー マルチツール ベーシック
- WORKPRO ホームツールセット
- 三共コーポレーション H&H 替刃式鋸 265mm H-265T
- シンワ測定(Shinwa Sokutei)曲尺 平ぴた 表裏同目 シルバー
- ダイソー F型クランプ
以上5種類です。それでは1つずつ見ていきたいと思います。
ブラックアンドデッカー マルチツール ベーシック
こちらの商品は、アタッチメントを取り替えるだけで電動ドリルドライバー、ジグソー、電動サンダーの3種類が使える優れものです。
また、このほかにもアタッチメントが豊富にあり、1台の本体で様々な用途に使用することができます。
工具を1種類ずつ揃えるとなるとかなり高額となりますが、これさえ買えばひと通りの作業をするこができますので、DIY初心者にとってはかなり頼りになる味方となるはずです。
まずはこれを購入し、今後必要に応じて徐々に高性能なものを買い足していく形で良いと思います。
しかしながら、私の主人もこちらの商品を5〜6年程愛用していますが、未だに買い足してはいません。
WORKPRO ホームツールセット
こちらは今回必須工具として紹介した以外にも様々な工具が入ったツールセットとなります。
最初は、工具の質よりも用途に応じた工具があるかが大事となります。
こういった安い工具セットのデメリットとしては耐久性であり、錆びやすかったり、ビットは強度が弱かったりということがあります。
そのような故障した場合に、徐々に買い替えていく形で十分かと思います。
買い換える際は、耐久性のあるものの購入をおすすめします。特にドライバービットは、先端がなめにくいためビスへの食いつきの良い状態が長く続きますよ。
三共コーポレーション H&H 替刃式鋸 265mm H-265T
のこぎりに関しては、先程説明したとおりとなります。
まずは、これに限らず安いもので十分と思いますが、切れ味を求めると、もう少し高価なものでも良いと思います。
シンワ測定(Shinwa Sokutei)曲尺 平ぴた 表裏同目 シルバー
こちらは、先ほど説明したように50cmのものとなります。一般的には30cmから50cmといいますが、大は小を兼ねますので、50cmのものを購入すると今後買い換える必要もないでしょう。
ダイソー F型クランプ
こちらの写真はダイソーのものではないですが、ダイソーではそっくりなものが200円で売っています。かなり安いうえ、使用には全く問題を感じないので、非常におすすめです。
買いに行くのが面倒という方は、こちらからご購入いただければと思います。
まとめ
どうでしたか?
DIYをはじめるにあたって何が必要なのか、何から買ったら良いか、おわかりいただけましたでしょうか。
今回、紹介したおすすめ商品であれば、3万円以内に、木工DIYを始められる工具が揃います。
まずはこれでDIYを初めて、DIYの魅力を感じ、物足りなさを感じたら、買い足していくのはどうでしょうか。
今回の商品に加えて「購入すると便利」という商品もありますので、その商品については今後アップしていきますね。
木工DIYを始めたいという方にこの記事を見ていただいたと思いますが、この記事がきっかけでDIYを趣味にする人がが増えたら幸いです。
今後もDIYについての記事を多くアップしていきますので、お気に入り登録、またはブログTOPから、LINEお友達登録もよろしくお願いいたします。
それでは楽しいDIY LIfeをお楽しみ下さい。
次の記事でまたお会いしましょう。
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